
ブランディングをする上ではロゴを作成するのが重要で、ブランドイメージを伝えるのに最も効果的とされています。そのロゴにバーコードを入れるという発想を持ったことがあるでしょうか。バーコード入りのロゴの作成はだんだんと広まってきていますが、どのようなメリットがあるのかを問題点や作り方と合わせて紹介します。
⇒良いものを作りたい!センスの良いロゴを作成するコツを知ろう!
ブランドイメージを体現するようなロゴを作成することによって効率的にブランディングを行えることが知られるようになり、ブランドイメージを一新したいときにまずはロゴを変えるという企業すら出てきています。消費者の視点から考えると合理的で、企業ブランドをロゴマークで覚えている人も多いのは確かです。
そのイメージから商品やサービスを利用するかどうかを判断していることも多く、同じブランドの商品やサービスで満足できる体験をしたから他のものも買ってみるという人も大勢います。このような考え方を生み出すためのブランディングに使うロゴにバーコードを入れるのにはどのようなメリットがあるのかと疑問に思う人もいるでしょう。『参考資料 ... 会社マークデザイン』
このバーコードとは何かという点をまず十分に考えてみる必要があります。
二次元バーコードの普及によってスマートフォンやタブレットなどでバーコードを読み込み、ホームページにアクセスしたり、アプリをダウンロードしたり、アンケートに参加したりすることができるようになりました。このようなマーケティングの目的を持つバーコードをロゴマークの中に入れ込むことによって、消費者に気軽に自社ブランドのホームページやアプリ、サービスにアクセスしてもらうことができるようになります。
二次元バーコードであれば面積もほとんど必要としないのでロゴに入れ込むことはそれほど難しいことではありません。バーコード入りのロゴにすると簡単に消費者にアクセスしてもらえるサービスを作り上げることができるのがメリットです。
最も単純なのはホームページへのリンクにしてブランド全体を理解してもらうようにする方法ですが、他にも色々な活用方法があります。その具体的な事例とメリットを確認しておきましょう。
ロゴに入れるバーコードは目的に応じてリンク先を決めることで多様な活用方法があります。オリジナルアプリを作成して使ってもらいたいというときには標準的にはアプリのダウンロードをできるようにするのが合理的でしょう。
オフィシャルサイトにリンクするよりも、直接的に消費者に働きかけられる窓口を作ることができる点でアプリをインストールしてもらえる意義は大きいからです。また、特定の商品やサービスの販促をするときには、その商品やサービスの販売ページや紹介ページへのリンクにする方法も効果的です。
販促目的でバーコードを入れたロゴを作成している事例は多く、イベントのときだけ限定的にバーコードを入れていることもあります。

ブランドロゴにバーコードを入れるのにはデメリットもあるのは確かです。バーコードを入れることによってデザインが崩れてしまい、伝えたいブランドイメージがきちんと伝えられなくなるリスクがあります。二次元バーコードの登場によって占有する面積は少なくなったのは確かですが、白黒の四角いスペースを使わざるを得ないのが全体的なイメージを崩してしまうこともあるのは確かです。
また、場合によってバーコードを入れ替える場合には、その都度データを書き換えなければなりません。この場合には販促用、今回はアプリダウンロード用といった形での使い分けを現場に徹底させなければならないのは大きな労力になることは確かでしょう。
バーコード入りのロゴにするデメリットは実は比較的簡単に克服することが可能です。ブランドロゴにバーコードを入れ込んだことによるデザインの崩れの問題は、ロゴそのものを検討し直すことで解決できます。バーコードが入る領域を想定した上でロゴをデザインすれば良いのです。
バーコードの白黒の部分がロゴに調和するようにしてあれば何も問題はありません。白黒のパターンが変わってもあまり影響を及ぼすことがない場合がほとんどなので、まず検討してみると良い対策です。バーコードの入れ替えが必要になるデメリットもソフトウェアベースで解決することができます。
予めいくつかのバーコードをデータベースにして登録したソフトウェアを用意し、ロゴを作成するときにその中から目的に応じたものを選べるようにしておけば簡単です。新規のリンク先もそのソフトウェア上で登録できるようにしておけば、新しく売りに出す商品やサービスの販促のときにもスムーズにバーコードを決められます。
このようなプロセスに対応しているソフトウェアも増えているので、一つ選んで導入してしまえば簡単に解決できるでしょう。
実際にバーコード入りのロゴを作成しようということになったら専門業者に相談するのが得策です。ロゴをどのように印刷して使っていきたいかによってもデザインの仕方が違うので、ロゴ専門の業者と相談しながら進めていくと失敗がありません。
バーコードの選択が簡単なソフトウェアについても提供してもらえることが多く、現場への導入もスムーズに進むでしょう。コンサルティングから始めてくれる業者もあるので、まだ二次元バーコードを使ったことがないという場合にはコンサルティングも重視するのが賢明です。
バーコード入りのロゴのデザインが作成できたら、印刷は他の業者に依頼することもできます。大抵のロゴ作成業者では印刷も行っていますが、価格的には他の業者の方が安いこともあります。また、インターネット上でバナーなどとして使用するときには特に印刷する必要はなく、すぐに活用できるでしょう。
目的に応じて作成されたロゴをどのように使っていくかを具体的にしておくのが大切です。
⇒作品を販売する人向け。ロゴやイラストを使ってネームタグを作成する時のポイント。
バーコード入りのロゴにすることでブランドイメージを消費者に深く理解してもらえるようになり、大きな販促を行えるようになる可能性が生まれます。活用しやすいバーコード入りのロゴをデザインすることで、イメージを伝えにくくなるデメリットも克服することが可能です。
目的に応じて作り分けるようにして効果的なブランディングを進めましょう。